銘柄分析のサマリー
ライトアップは、「全国、全ての中小企業を黒字にする」を理念に据え、インターネット関連技術を活用し、様々な業種の中小・零細企業に対し総合的な経営支援、Web活用マーケティング支援を実施している会社です。
経営課題を入力すると、それにかかわる商材やサービスを提案する検索エンジンである、中小企業向けの経営改善サービスの「経営課題解決エンジン」(Jエンジン)に注力しています。
21年第一四半期では、「Jエンジンの収益化」などにより黒字転換し、売上高は前年同期比109%で好調なようです。
直近の株価は横ばいですが、業績自体は好調なため、地合いの崩れがなければ、再度上昇に向かうと考えます。
会社の概要
会社としては、経営コンサル、人材育成などについてITを活用して中小企業を支援する多様な事業を行っているようです。
時価総額は56億円、昨年度の売上高は19億円程度です。
「全国、全ての中小企業を黒字にする」を理念に据え、インターネット関連技術を活用し、様々な業種の中小・零細企業に対し総合的な経営支援、Web活用マーケティング支援を主たる業務として展開しております。
株式会社ライトアップ:2020年3月期 有価証券報告書
事業
事業は大きく分けて2つの区分けされているようです。
- クラウドソリューション事業
- コンテンツ事業
クラウドソリューション事業の、中小企業向けの経営改善サービスとして「経営課題解決エンジン」(Jエンジン)に注力しているようです。
Jエンジンは、経営課題を入力することで、「業務のIT化」「人材の採用・研修」「営業支援・販促ツール」「資金手段(士業活用)」の4領域にフォーカスした商材・サービスを提案する検索サービスのようです。

会社の強み
強みはライトアップのHPには以下のように記載されています。
歴史が長いことや、ITにかかわる全ての業務が対応可能なことから、多くのノウハウがあり、Jエンジンのようなコンサルサービスが実施できているのでしょうか。

業績の推移
売上高が下期偏重なのは、事業が公的支援制度活用に関わるものが多く、その締め切りの関係だそうです。
4半期売上高を見ると前年同期比+10程度で成長しています。
21年第一四半期は、「Jエンジンの収益化」や、「セミナーのオンライン化による経費削減」で黒字転換したようです。
コロナ以前でも前期比+10%程度の成長率ですが、21年第一四半期も+10%程度の成長率であったため、コロナ特需と呼ばれるような成長度合いではなさそうです。

株価の推移
株価は、コロナショックの底からマザーズ指数と比較して大きく増加しています。
直近では、上げが一服し、もみ合いとなっています。
第一四半期の決算発表を元に上にブレイクを試みたようですが、反落し、ブレイク失敗しています。
コロナ特需を期待したが、例年通りの成長度合いと捉えられたのでしょうか。
とはいえ株価は移動平均線上を推移しており、予想PERも過去と比較して割高水準とも言えなさそうなため、地合いさえ崩れなければ大崩れはしないと考えます。
業績自体は順調なため、株主の入れ替えやポジティブニュースが発表されるタイミングで上昇を再開する可能性の方が高いと考えます。



※ご注意
この記事の情報の内容の正当性、有効性、正確性について保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねます。株式売買は自己責任に基づいて、ご判断下さい。
コメント