はじめに
筆者は、中小企業診断士を目指し、3年間を多年度受験生として過ごしてきました。
その中ではモチベーションの維持も難しい事もありました。
今回は、診断士の目指すモチベーション向上のために読んだ本の中で、
マーケティング関連の面白い本を紹介します。
1. 小が大を超えるマーケティングの法則
診断士の勉強をしている方ならご存知の方も多いかもしれません。
2次試験の事例二の問題の作成者と言われている岩崎先生の著書。(現在作成されているかは不明ですが)
事例2で頻出する、「差別化」、「固定客化」、「顧客との継続的な接触」などについて述べられています。
平易に書かれており読みやすいので、診断士受験をするならば、一度は読んでおいて損はないと思います。

2. ジョブ理論イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
1.の本で岩崎先生が言及されていた、 「「何を」売るのかではなく、「なぜ」買うのか」をさらに突き詰めたい方にお勧めです。
近年のビッグデータやAIを活用した相関関係に着目したマーケティング手法とは異なり、
「どんなジョブ(用事、仕事)を片付けたくて、あなたはそのプロダクトを”雇用”するのか」
という因果関係を追求する考え方です。
また、ジョブとはニーズよりも複雑な概念で、「ある特定の状況で顧客が成し遂げたい進歩」という定義になります。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書トップポイント大賞第2位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
3. ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11
診断士の教科書でもよく出てくるコトラー系の理論に立ち向かう一冊です。
上記の2冊とは異なり、データ解析的な立場からのマーケティングの本で、
上記の本を読んだ後に、異なる視点から考えるという点で面白い一冊です。
ただし、診断士受講生という観点から考えるとコトラー否定が入る事があるので複雑な気持ちになるかもしれません笑

4. ボトムアップ・マーケティング戦略
某ベンチャーキャピタルの社長さんの講演会で、社長さんがもっとも人生で役立った本の1冊として紹介されていた本です。
戦術が戦略を決定すると提唱している本です。
診断士受講生の方には、アンゾフさんとかチャンドラーさんの言葉が想起されるのではないでしょうか笑

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