家を借り、そこに引っ越しするというのはお金がかかります。
本記事では、「賃貸物件を借りる」・「引っ越しをする」を少しでも安くするノウハウについて紹介します。
賃貸物件を借りる
賃貸物件を借りる際の費用としては、敷金礼金などの「初期費用」と家賃などの「ランニングコスト」の二つがあります。
これらの費用の内、交渉しやすいものについて、安く済ませるノウハウを紹介します。
項目 | 初期費用 | ランニングコスト |
---|---|---|
家賃・管理共益費 | 〇 | 〇 |
火災保険料 | 〇 | 〇 |
保証委託料 | 〇 | 〇 |
敷金 | 〇 | ー |
礼金 | 〇 | ー |
仲介手数料 | 〇 | ー |
鍵交換費用 | 〇 | ー |
清掃料 | 〇 | ー |
更新料 | ー | 〇 |
更新手数料 | ー | 〇 |
24時間サポート費用 | ー | 〇 |
賃貸物件を借りる - 家賃・管理共益費 –
賃貸物件の基本的なコストになります。
交渉を行うためには、「不動産の閑散期に借りる」、「同様の条件の物件と家賃を比較する」の二パターンがあります。
「不動産の閑散期に借りる」とは、不動産の主な閑散期である6~8月に物件を借りることで、価格交渉しやすくします。ただし、この方法では閑散期のため選べる物件数に限りがあることがデメリットです。
借りたい物件と同様の条件の物件が出ている場合には、「同様の条件の物件と家賃を比較する」こと で価格交渉が可能な場合があります。
賃貸物件を借りる -火災保険料-
契約することは避けられませんが、火災保険には2年契約で数千円~3万円程度まで開きがあります。
なにも交渉しないと基本的には不動産会社側からお高い火災保険を提示されます。
しかし、不動産会社が提示する火災保険に加入する義務はありません。
賃貸契約前に火災保険をこちらから提示することで、費用を安く済ませせられる可能性があります。
不動産会社が渋ってきた場合には、「借家人賠償責任共済金」・「個人賠償責任共済金」の主要な共催金の必要額を満たすような保険を提示することで提示された保険よりも安く済ませられる可能性があります。ただし、安い保険というのは保証が少ない場合もありますので、保険内容をよく検討し決定することが良いでしょう。
賃貸物件を借りる -礼金-
大家さんへの謝礼です。最も交渉可能性のあるコストのうちの一つです。
交渉を行うためには、「不動産の閑散期に借りる」、「同様の条件の物件と家賃を比較する」の二パターンがあります。
「不動産の閑散期に借りる」とは、不動産の主な閑散期である6~8月に物件を借りることで、価格交渉しやすくします。ただし、この方法では閑散期のため選べる物件数に限りがあることがデメリットです。
借りたい物件と同様の条件の物件が出ている場合には、「同様の条件の物件と家賃を比較する」こと で価格交渉が可能な場合があります。
賃貸物件を借りる -仲介手数料-
不動産会社に支払う手数料です。
原則は0.5カ月とされていますが、大体の不動産屋では1か月分を請求してきます。
タダスムやiettyのように「安価な仲介手数料を提示する業者を利用」するか、「相見積もりをとる」ことで仲介手数料を安く済ませることができます。
タダスム(東京23区が対象)
ietty
「相見積もりをとる」 際には注意点があります。賃貸物件にはその物件を管理している管理不動産とその物件の管理はせず賃貸仲介を行う不動産屋が存在します。管理不動産屋と仲介不動産屋を同時に相見積もりをとって業者を選定するとマナー違反となってしまうことがありますので避けたほうが良いでしょう。
賃貸物件を借りる - 鍵交換費用・清掃費用・ 更新料 ・ 24時間サポート費用 –
これらの費用も交渉を行うためには、「不動産の閑散期に借りる」、「同様の条件の物件と家賃を比較する」の二パターンが主になるでしょう。
引っ越しをする
「引っ越しの閑散期に引っ越す」、「相見積もりをとる」 ことで引っ越しを安く済ませることが可能です。
新年度で引っ越しが多くなる3,4月以外の時期に引っ越すことで料金を抑えることが可能になります。
また、土日でなく平日に引っ越すことで単価を下げることが可能です。
「相見積もりをとる」では複数の業者から見積もりを取ることで安い業者を選定・業者間での価格競争を促すことができます。
筆者の実績では24万円→6万円、5万円→2万円まで安くできましたので、実施する価値はあるかと思います。
また、長距離の引っ越しでは大手が、短距離の引っ越しでは中小の引っ越し業者が低価格を提示できそうでした。短距離では中小の引っ越し業者を利用するのも良いかと思います。
一括相見積もりサイト:引っ越し侍

おまけ:電気・ガス業者の選定
電気・ガスは自由化により様々な業者より選定することが可能です。
引っ越しの際、時間が足りず不動産業者がお勧めする業者を選びがちですが、下記のようなサイトを参考にし、よりよい業者を選定すると良いでしょう。


まとめ
本記事では賃貸物件を安く借りるノウハウと引っ越しを安く済ませるノウハウについて紹介しました。
交渉を行うことで価格を大幅に安く済ませられる可能性がありますが、過度な交渉はトラブルの元となりますので節度を守り交渉しましょう。
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