pythonで作ったGUIアプリをexe化するのは色々とめんどくさい。
ダブルクリックで、.pyを実行したい。しかも、任意のanaconda環境で。
方法
バッチファイル(.bat)から.pyを立ち上げることで可能となるようです。
以下のような内容を.batファイルとして作成します。
.batファイルをダブルクリックすることで、任意のAnaconda仮想環境でのpythonファイルの実行が可能になります。
起動用.batファイル
rem 実行したい.pyファイルがあるフォルダに移動
cd C:\Users
rem 仮想環境の立ち上げ
call C:\Users\ユーザー\Anaconda3\Scripts\activate.bat
call activate 仮想環境名
rem .pyファイルの実行
python test.py
なお、remの行に関してはコメントのため、削除しても実行には影響を与えません。
activate.batにより、anacondaのbase環境が立ち上がります。
その後、「activate 任意の仮想環境名」で、所望の仮想環境を立ち上げます。
立ち上がる黒画面が邪魔な場合
上記内容で実行すると、黒画面が同時に立ち上がり、邪魔といえば邪魔です。
上記batファイルを、別のファイルからを起動することで対処できる2種類の方法があります。
- vbsの別ファイルにより、黒画面が立ち上がらないようにする(バックグランド起動)
- batの別ファイルにより、黒画面が最小化した状態で立ち上がるようにする。
vbsファイルの場合
windowsの場合はvbsが使えるため、以下のような.vbsファイルを作成し、実行することで、余計な黒い画面が出ずに.pyファイルが実行できます。
Set ws = CreateObject("Wscript.Shell")
ws.run "cmd /c 起動用batファイル名.bat", vbhide
batファイルの場合
batファイルで検討する場合は以下のようなbatファイルを別途用意し、実行します。
start /min %~dp0起動用batファイル名.bat %*
以上が、batファイルから任意のanaconda仮想環境で.pyを起動する方法のまとめとなります。
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